自閉症の息子と家族の日々(^^)

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命の恩人

保育園に入ってすぐの頃は 不安からか次男はとても大人しくて

加配の先生はもう1人の子をみていて次男は教室で1人で待っている時もあったようです。

そんな時 次男は保育園を抜け出してしまいました…

 

先生方が気付いて探して下さった時にはもう次男は保育園の中にはいなくて

下駄箱には上靴が入っていて 靴に履き替えて出て行ってしまった後だったようです。

 

保育園から電話があった時は次男が見つかった後だったので

取り乱したりはしませんでしたが 足が震えて『生きててよかった』と号泣でした。

 

保育園からの電話は

警察に次男が保護されていて先生が迎えに行って下さっているけど

警察から次男が本当にうちの子かと言う確認と

私ではなく保育園の先生に引き渡していいのかと言う確認のためでした。

 

先生方はこのまま保育園に戻るので大丈夫ですとおっしゃって下さいましたが

次男の顔を見なくては不安で頭がおかしくなりそうだったので

主人に電話し一緒に保育園に迎えに行きました。

 

そして 次男を保護して下さり 警察まで連れて行って下さった方の連絡先を教えて頂き

その方のところに手土産を持ちお礼に伺いました。

 

その方が見つけて下さった時の状況は

細い道路の真ん中を次男が歩いていて

どこかのうちに入るのかな?と思ったけど全然入らなくて  他の車にクラクションを鳴らされても振り向きもしないから耳が聞こえない子なのかな?大丈夫かな?

と思いながら見ていて下さったら

信号が “赤” なのにそのまま大きな道路を歩いて行くので慌てて車から降りて抱っこして車に乗せて下さったそうです。

 

でも名前を聞いても何も言わないので警察に連れて行って下さったそうです。

服を見たら名前が書いてあったので 1番近くの保育園に警察から連絡して貰ったとおっしゃっていました。

 

本当にその方が助けて下さらなかったら 今 こうやって次男と一緒にはいられなかったかもしれません。

本当に一生忘れない命の恩人です。

 

今でもあの時のことは忘れられません…

生きていてくれて本当に良かったです。