人の目

障害があるのは仕方ない事だし

障害があっても外に出させてあげたいし

買い物や行楽にも連れて行きたいし

色んな事をやらせてあげたいと思っています。

でも よそ様に迷惑をなるべく掛けないようにとは思っていて絶対に1人では歩かせません。

外では手を繋いだり服の裾を持ったりして もし急に何か行動を起こしても静止できるようにしています。

でも 大きくなり だんだん人の目が気になるようになって来ました…

見た目には障害がわかりにくいのもありますし

もう小さい子ではないのに不思議な行動や 不思議な声を出すので  通りすがりの人にチラチラと見られるようになりました。

ビックリするでしょうし不思議でしょうから

一瞬見られるのは仕方ないですし 人間の本能かなと思うのですが

凝視されたり 『見て見て！！』のように言われたり 笑われたりすると やはり仕方ないとはわかっていても落ち込みます。

そのうちに 外ではなるべく声を出さないように 少しでも大きな声が出たら口に手をあてて静かにさせようとしたり

お店で少しテンションが上がって来たら 家族で慌てて食べて外に出たり

 など 人の目ばかり気にするようになり

謝ってばかりいるようになってしまいました。

そんな時 祖父の４９日で私たち家族は旅館に泊まりました。

旅館の大広間のようなところでの夕飯でした。

次男が大きな声を出さないか パニックにならないか 心配しながら慌てて食事をしました。

次男が大きな声を出し始めたので次男と私で広間を出て ロビーで座っていました。

その時に 知らない男の人が私に

『あなたはそんなに謝らなくていいんです。 何にも迷惑なんて掛けていませんよ。』

と声を掛けて下さいました。

声をかけてくれるなんて なかなか出来ないし優しくていい人だなぁ ととても嬉しくなりました。

そして 知らない人に気の毒に思われるくらい みんなにペコペコしてたのかなぁと思ったり 次男に静かにするように目くじらを立ててたなぁと反省したりしました。

でも やっぱり今も周りの視線は気になってしまいます…  そして今も謝ってばかりいます(笑)